Tuesday, May 24, 2011

「守る」





人間が持つ最も美しい心って何だろうと 思ったとき ふと
「守る」
という言葉が浮かんだのは 去年のこと

その守るという行為は人間が本来持つ原始的な性質のはず
それは性別を超え すべての概念を超え 時空を超えるもの

だけど 今日は 男と女 について思ったこと

男が女を守る という概念が多いのは
たとえそれが 「物理的に」という意味であっても
ジェンダー論を討論する前に 
やはり役割というものがあるんだなあと 改めて気づく
自然というのは何とうまくできているのだろう
そのかわり 女は 「精神的」に男を守っているのかもしれない


生命をこの世におくる女がいて 女はそれを育てる
男はその女を守り そのことでまた女は生命を育み増やすことができる

女は水 水がなければ生命は誕生しなかった
男は火 火がなければ生命の進化・多様性はなかった

どちらかだけでは だめなのだ

この津波の被災地での経験を語ってくださった畠山さんがいっていた
「全部、なくなりました。そして今本当に必要なものは
火と水です」

男が女を守らずに破壊した場合は 女は生命を誕生させることすらできず
奇跡的にできたとしても 育むことは難しく
そののち 男も女も 絶え 生命はいなくなる

まるで地球と人間の関係のよう

地球は 女 
そうネイティブアメリカンは言った

水の惑星 地球が生命を誕生させる
その生命を敬い守る人間たち
そうすることでまた
地球は命を生むことができる
そしてまた人間はその恩恵を受けながら豊かにくらしていける

守ることで また守られる
 
「輪の道」

それが わたしたちが必要としている愛。

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