アフリカにおける奴隷貿易のときに
もちろん西欧諸国が歴史的に残虐な思考ときっかけを作ったのは事実
金や鉱資源や豊かな農作物で潤っていたアフリカ民族の長に、ヨーロッパの銃
や武器などをあげる代わりに奴隷をくれと、甘い誘惑をし、長はそれにのってし
まい、人々を売った。
そこから暗い道のりが始まった。
でも、忘れてはいけない、それを助長させた原因の一つは、アフリカにおける民
族紛争の多さだったという。
つまり、西欧諸国に対抗するために一つになろう!なんて、到底無理なくらいに
アフリカ民族同士が争っていたのである。
ヨーロッパ人にとっては格好のタイミング。それを狙ってたのか。
奴隷貿易が入ってきてからはどろ沼で、隣の民族との戦いに負けてしまっては
自分たちが奴隷として売られてしまう。だから死にもの狂いで、戦う。そのため
には武器がいるので、武器を買うためにやはり奴隷を出すことになる。奴隷を
出すには、相手を撃ち落とし、捕虜とした敵側の人間を奴隷としてヨーロッパ人
に売る。
もし、民族同士が過去の裏切りや傷を許し、戦いをやめて、一つになってたら、どうなってたんだろう。少しは、違う結末になっただろうか・・
いつか、JICAのスタッフの方に招かれた食事会で、こんな質問をされたことがあった。
「戦後の日本やアジアの公衆衛生などの発展・回復のスピードは、やはり世界の国々の中でもすごく早かったみたいなんだよね。どうしてだと思う?」
直感のようなものがおりてきた。
「チームワークが一つの良い原因だったんじゃないでしょうか。」
アジアにはいろんな国があって、文化も歴史も違うけれども、なぜかいつも連想させるのが、「協調性」。
欧米・アフリカなどからは連想しないこの言葉。
アジア人は他の大陸よりも、一体となって協調しあうことにあまり苦を感じないと
いうか、すんなりできる特性があるような気がする。日本は特に「同じでいるこ
と」が得意じゃない?それは悪くいえば主張が少ないとか、個性の欠如とか欧
米社会では言われかねないけど。でも「和」という精神自体は素敵なこと。
なんでもバランスだね。
仕事もそう。会社一つとってもそう。スポーツだってそう。夫婦だってそうだよね?
チームワークがうまくいってるところは、うまくいく。
お互いを理解し合おうと努力して、コミュニケーションをお互いによくとって、
相手を知ろうとすること。
だって、言わなきゃわからない。聞かなきゃ相手もわからない。
そして人々が結集して一つになったときのチカラと熱気といったら、それはすごいものだよね。きっと誰でも、その熱気を一度は体験したことがあるのではないかな。
そう、あのチカラこそ一瞬の奇跡。
そうやっていろんな国のいろんな歴史や、自分の身の回りのことまでを妄想していたら、やっぱり強く感じたんだ。
とてもシンプルなことなのに けっこう難しい、奇跡のちから。
人が一人一人集まって
一つになるって
すごいことなんだ。
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