貧困とは何か。それは本当に貧困であるのか。
貧困は誰がつくったのか。何がそれを生み出したのか。
そのような地域だったからもともとそうだったのか?
そんなわけはない。
たとえばアフリカには豊かな天然資源が豊富にある。
その豊富な国が飢えに苦しみ、資源のない国が有り余るほど食べ、捨てる生活をする。
それってよく考えたら、とてもおかしくない?
普通は資源のある人がお金をもらえるはずでしょう?
それなのにどうして彼らこそが苦しんでいるの?
その仕組みと経済をつくったのは、誰?
つまり、貧困をつくり、飢えを生みだしたのは
先進国のつくった社会・自分達に都合よく作られた経済システム
だったのだ。
そして、まず、子どもたちから犠牲になっていく。
WTO世界貿易機構 とIMF国際通貨基金 の悪名は高いそう
真実が知りたい
つまり、本当に必要なことは、もう「援助」なんかじゃない。
正しい経済の流れ。
利益を生み出してなんぼの資本主義だけの世界から抜け出して
新しい仕組みをみんなで試してみなきゃ。
そのひとつとして
公正な取引。フェアトレードなんだ。
当たり前のことなのに、わざわざそれが今、流行になっている。
企業には世界に対する責任がある(環境・貧困・人権など)、という考え方のもと、CSRというポジションが会社にあるのも最近はもう普通らしい。
遅いけど、気付かないよりはマシ。
21年前からそれをいち早く気付いて行動した素晴らしい一例が
ザ・ボディショップの創業者・故・アニータ・ロディック。
http://www.the-body-shop.co.jp/corp/anitaroddick_history.html (プロフィール)
http://www.takeitpersonally.org/index.php (社会活動サイト)
自分達だけの利益だけを追求するようなビジネスはもう時代遅れ。
誰かを想う。何かを想う。守りたいと想う。
違うという美しさに感謝し、敬意を払う。
違うもの同士が助け合う。
そのことが経済を公正に動かす原動力になればいいのに。
それは別に援助じゃないよ。貪欲にならずに、公正に貿易が行われてれば
こんなことにはならなかったんじゃないの?
富めるものが富むために、貧しいものが富めるものを援助している、この状態。
水と食べ物、どうしてこんなに困るの?
日本ではあんなに捨てられているのにね・・・
店に水洗トイレあるけど、水はでない。蛇口はあっても水はでない。
バケツは、ここでは必須。
私のガーナでの活動を少しずつ書いていきたいと思う。
私は Global Mamasという女性による女性のためのフェアトレードプロジェクト・NGOに配属されている。
アメリカ人女性がオーナーで、彼女も昔はアメリカ政府の支援するボランティアとしてガーナで2年活動していた人だ。
その後アメリカ帰国してMBA取得してまたガーナに戻り、2002年、NGOを立ち上げてしまったというすごい行動力の持ち主。旦那さんと共に今現在もものすごい忙しさで動いている。私の尊敬すべきボス。
私達のNGO、Global Mamasのサイトはこちら。
赤ちゃんの服とかもとてもかわいいのでみてみてね。
http://www.globalmamas.org/cp-app.pl?usr=51F6903076&rnd=8799438&rrc=N&poo=P&pg=ourmission
ガーナ人女性約400人の生活の基盤を支えるほどの成長をみせた。
たくさんの専門性のあるボランティアを招き、裁縫・デザイン・コンピューターなど基本的なビジネスのトレーニング、等を無料で行った。
最初は、現地のハンドメイド製品を輸出し(オンラインショップや卸しなど)、その利益が直接女性たちのコミュニティに戻る仕組みだけだったようだ。
でも輸出の際に、期限が間に合わなかったり、返品製品がたくさんでたりしたことから、現地でそれらを売り始めた。
すると、なんと結構な売上に。
そのことから、ケープコーストに1店舗(工場に近い)、その後去年初めて首都アクラ店が誕生。
わたしはその首都アクラ店でManagerとして配属され、今は2店舗同時の在庫管理・発注・納入などを任されています。
はっきりいって
むちゃくちゃ忙しい。
最近激しさを増し、休みの日も出勤するしかないか?というくらいに・・。
でも、とても充実してるし、楽しい。
おなじみの「シアバター」やもっとローカルな「ブラックソープ」(パームオイルとココナッツオイルのみで作られていて、現地では赤ちゃんにも使えるほどの天然ソープ)もとても人気。
シアバターは、現地で何にでも使われているキャラバッシュ(ひょうたん)の殻に入っててすごくかわいい。
その殻にドリルで穴を開け、ひもを通し、タグをつける作業は店の仕事。これがまた何百個とあるので、すごい大変です。
キャラバッシュは優等生。
Xylophoneの共鳴の道具としても使われ、現地ビールを飲むカップとしても使われ、料理や食事にも。何にでも使える、有難い自然のお皿。
あと、こちらではエコなんて言葉、全く知られてませんから、ビニール袋がすごいんだ。そこらへんに捨てられて溢れてる。
それらを使って、現地女性に編んでもらったお財布とか、水の入ってた袋で作ったバッグなどもよく売れてる。
それに、ごみ箱に捨てられてたガラス製品を工場でリサイクルして色をつけて、ビーズのようにして、アクセサリーや小物をまた女性たちが作ってるんだけど、そういうのもほんとかわいいんだ。
もちろん、伝統の本当のビーズを使ったアクセサリーもあるしね。
最近の新製品は、パイナップルの繊維から作ったカードや便箋。
来週10日、オバマさんが来るなあ。
マイケルさんの追悼式・・7日らしいけど、それに出てから来るのかなあ。
スタッフのローズが、オバマさんのことだけでTVを買うと言っていた。
はりきって買いにいったローズ。知り合いのTV屋の男が悪い奴ですっぽかされて
待ちぼうけ。なんてこと。ローズ、結局買えたのかしら・・。
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