Saturday, October 16, 2010

Who creates God and Evil...?


10月15日

今朝の公共バスの中で見慣れた風景がまた始まった。

突然、一人の女性がバス中に響きわたる声で神に捧げる祈りを始め、説教が始まるのである。まわりの人々も特に驚くこともなく、平然と皆黙ってそれを聞いている。
そしてステーションについたら、何事もなかったのように、皆ちらばっていくのである。

いつものように私も黙って外を見ていた。
すべてが現地語で言われていたので、聞こうにも意味がわからなかったのだ。

ふいにその女性が私の肩を軽くたたいた。
ふりむくと
「Do you accept GOD?」
少しびっくりしたが答えた。
「Of course. All of God in the world is same, I think….」
私のコメントが終わらないうちに彼女は英語で話し始めた。
「We all go to judgment. If you don’t accept Jesus, you can not go to heaven!! There is a heaven and hell, if you accept Jesus, you can go to heaven…..」

最近私の中で腑に落ちない出来事があったばかりだったのを思い出した。

それはこんな話。

・ ・・・・・・・・・

「多分、あのときはきっと悪魔の仕業だったんだ。」
自分のしたことをどんなに責められようとも おもしろいくらいに、
決して「謝らない」。
ガーナにきて気付いたことの一つである。

どんなに窮地に追い込まれても「悪魔」のせいになる。
自分のせいではない。

悪いことが起こると
毎週日曜日の教会で激しく唄い祈る。
「神さま どうか 悪魔を追い払いください」

・・・・・なにかふにおちない。

なぜなら
物事には必ず「原因」というものがあるわけで
悪いことが起こったのならば、その根を探すことが 幸せへの道だと思うからだ。
自分が何をしたのか、されたのか、何も原因を探らぬまま
ただ「祈る」だけとは
・・・盲目な様な気がする。
それでは多分同じことを繰り返すだけである。

仕事場でも、似たようなプロセスを見るときがあって
よくも わるくも
解決・改善・見直し・工夫 というものが あまり・・・
見られないことを思い出した


神は教会に住んでいるのか?外にいる存在なのか?
神とはあなたの中にあるものである。
悪魔とは何のことか?誰がつくったのか?
あなたのココロのこと である。
神も悪魔も すべて あなたの中にいるのだから。

なぜならば、「あなたのココロ」が すべての始まりであり すべての中心だからである。
そしてその一人一人のココロがすべて繋がっている状態が
わたしたちの住む 奇跡の星だからである。
でも
わたしの思う綺麗な赤い花だって
他の人からみたら醜い赤かもしれないわけで
本当に 人の数ほど想いの種類はあることはわかっているのだけど

けれどもここでは 
神は外にいて、悪魔も外にいて
どこからかやってくるように感じるのだろうか。
やっぱり 不思議だ。。

・ ・・・・・・・・・・・・

そんなことをぐだぐだと感じていたところだったので

その女性にいろいろと質問されながら
ついに私の中で何かぷちっと切れた
教会に行こうが行くまいが 結局あなたのココロ次第
Jesusは
Heavenは
Hell や Evil だって 全部全部・・・・
あなたのココロのこと
 
ただ シンプルに でもまっすぐ彼女の目をみて 私は答えた
「 God is in you.
Evil is also in you. 」

彼女は少しびっくりしたように 黙って私の目をみていた。

後ろの席で同じようにびっくりしてこのやりとりを聞いているおじさんと若い女性がいたが
別に気にならなかった
もっと話したかったのに その瞬間にステーションについてしまったので
私はそのまま 降りて次のバスに乗り換えるために 走った。

なんだか自分の中でもしばらく静かに興奮状態だったのか
心臓が高鳴っていた。
でも、私の発した言葉は精いっぱいの私の気持ちだったんだ。

想いは様々だけど
何かを強く信じようとしているという点において 
彼女が真摯であることは確かで
心の中で 今朝の女性にGod Bless you.と祈った。