Friday, January 15, 2010

I believe power of music

28/05/2009

仕事がない休日に、最近始めた習い事。Xylophone。木琴です。それもこれも偶然の出逢いからなるもので、やはり人生は不思議、です。マリンバ。昔小学校の音楽の時間に、音楽室においてあった木琴。あれのルーツは、アフリカです。鍵盤のところが木の板なのは一緒だけど、下の長い筒が、アフリカではひょうたんなの。すごくかわいい。そのひょうたんの中の空洞で、音が共鳴するいうわけ。それよりも遠い、昔には、土を掘った穴の上に木の板を置き、それを叩いたことが始まりだといわれているようです。何がいいかって・・・とにかく、その自然の織り成す音が、吸い込まれるほどに気持ち良く、永遠に聞いていたいような時間が、ゆーーーーっくりと流れる。なんともいえない、その気持ち。カラダに素直に染みこんでいくような音って、たとえば何があると思う?海の波。滝のしぶき。川の流れる小さな音。風が葉っぱを鳴らす音きっと、私にとっては自然の音がほとんどで。大好きなピアノやアコースティックギターでさえ、かなわない何か?がある。楽器の音、のように聞こえない。 なんというか・・「生きている木」が奏でる音なんだなあ・・と素直に思えた。私の先生は SK Kakraba Lobi 、SKと呼んでます。ガーナの北西部、普通の農家に生まれる。叔父が有名なXylophone playerだったこともあり、めきめきと能力を伸ばし特別に指導を受けるために首都アクラの学校に通う。そしてすぐに認められ、ついにはアクラの大学「The international center for African Music and dance at the University of Ghana-Legon」の講師として招かれ指導を始める。現在は個人的指導のみ。他は、Hewale Sounds というガーナ・西アフリカ伝統音楽のバンドで活動中。ちょうど、今月25日に、African Union Day という大きな祝日があり、今年はエジプトでMusic Festivalが開かれる。そこに、招待された!みたいで、現在エジプトに渡航中。世界の共通言語である「音楽」に触れるということは、少しだけ早く、Heart of AFRICAに触れられるきっかけにもなり得るわけで。SKとのレッスンを思い切って始めたことは 本当に良かったと思う。不思議なくらいに、そこからいろんなことがまた繋がり、広がった。レッスンの場所はDubois centerという場所で、そこにたどり着くのだけでも初日は大冒険だった。そしてたどり着いたそこは、African Culture center として、いろんな ガーナの伝統的な芸術や文化を残していくためのセンターであった。そんな場所を知れただけでもかなり嬉しかった。ただ日々を過ごしているだけでは、こういう場所があったことさえも知らなかっただろう。やっぱり、アンテナに従って動くことは大事。早くついたので、敷地内にあったレストランにいってみると一人の若い女の子スタッフが朝の掃除してた。そこのDubois Museumにいってみたら?と勧めてくれた。「Duboisさんの銅像がそこにあるでしょう?彼がどういう人だったかわかるよ」確かに。なんだかとても知りたくなって、銅像の方に行ってみた。そして最初に見つけたのが、その近くにあった小さな・立派な建物の入り口にあった言葉であった。それが上の写真に載せてあるもの。読みながらなぜか 鳥肌 がたち正しい場所に着たということを 知らされた 気がした。これはゆっくり見るべきだと思い、入るのは2回目のレッスン日まで延期することにした。小さな感動を覚えつつ、初レッスン開始。教室はもちろん青空教室。外です。大きな木の根元の木陰のあたりです。鳥の糞も普通におちてきます。でもこれがまた最高で。。時間を忘れるような瞬間でした。もちろん私の重大目的の一つである「文化・伝統」を知るための紐解き のためにもたくさん質問したし、初歩的な知識を少しずつ教えてもらった。どの部族がこれらを使ってたのか。どんなときにこれを弾いていたのか。これよりも古いやつにはキーも何もなかったことも、、多分入り口にも立ってない私にはもう時間が足りないくらいにさえ感じた。知りたくて知りたくて。夢中で弾いていたら「Do you like music?」と聞かれた。・・・・・・!音楽が好きかって? 今、好きかって、聞いた?嘘でしょ。あたりまえでしょ。そんなこと、久しぶりに聞かれたので、アホみたいにどう答えようかと戸惑った。だって、好きとかいうレベルじゃないくらいに私は音楽を愛しているし、音楽の力と愛を信じてる。でも普通に答えた。「どれくらい愛してるか説明できないよ!」そしたら笑ってた。ひとまず初日レッスンが終わり。帰ろうとしたときに、さっきの女の子が「名前なんていうの? アダンフォ(ともだち)になろうよ!」なんか嬉しかった。こっちきてからというもの、肌が黒くない人種(オブロニと呼ばれる)として歩いていると どうしても「MONEY」の看板を背負って歩いているようなイメージで笑顔で話しかけてくる人の目的にはやはり何かを買ってほしいからであったり子どもたちでさえも最後には「Give me money」になるわけでまるで 私はここでは 本当の友達なんてつくれないんじゃないかと悲観的になってしまうくらいにそれは私のココロををじくじくと静かに、とても小さいけれど、何度も突き刺していた。わたしたちはすぐに電話番号交換した。彼女の名前は ポーシャ。 きっと また来るからね!そして2度目のレッスン日。また早く着いたので前回に決めてた Duboisさんの記念館を訪ねた。彼の父親は白人、母親はアフリカ人だったようで、まだ幼い頃に家族でアメリカに渡り、黒人の血を持つ者としては初のハーバード大学博士号卒業その後の人生をすべてアフリカのために費やしたような人で アメリカの有名な雑誌のCRISISでの執筆業や作家などの道を経てヨーロッパなど世界中で行われていたアフリカのための会議などに重役として就任。当時のガーナ大統領、Nkruma大統領はDuboisさんと同じように 物事の見方が優れていたようで 2人はとても仲が良かったそうだ。ガーナでの活動中に老衰で亡くなられたDuboisさんに、Nkrumaという同じ名前が授けられていた。初日に見た小さな立派な建物は Duboisさんの棺のある館だった。その棺を目の前にして立ち尽くしていたときにSKから突然電話がなり 「もう来てるよ」と催促されその日はそこでDuboisさん記念館をあとにした。今回はSKと、もっとじっくりといろんな話をすることができた。そのきっかけは、私がかねがね思っていたことを素直に話したことがきっかけだった ように思う。「こういうガーナの素敵な部分(もともとある音楽、Xylophoneとか伝統ダンスとか)こそを守っていってほしいと思う。 まだ1ヶ月ちょっとしかここをみてないけど、なんだか人々は(特に若い人)もう伝統とか、ガーナの美しい部分を忘れてしまっている気がするよ。」私は別に「伝統=美しい」と言っているのではない。伝統だからいいとか、現代のものは悪いとかなんて思ってない。伝統でも変えるべきものはあるし、現代のものでも良いものはある。ただ、Xylophoneに関しては、明らかに美しい伝統・文化であると思ったから、素直にそれを伝えた。私は、音楽の力を本当に信じている。多くの人々のココロを揺さぶるということを 簡単にやってのけるからである。それは、政府や大統領にだって、難しいこと。なぜ、音楽にはそれができるのか?資本主義の世界などに生きていない、普遍的な世界の言葉だからである。それは最も原始的jな魂の言葉で、宇宙のことば。 ガーナの子ども達の目には今、何が映っているのだろう?最新の携帯?車?ビル?私なんかより 遥かに音楽とリズムのセンスをDNAレベルで兼ね備えた アフリカの子ども達たった一人でもいいからSKのXylophoneをみて 自分の能力を信じて生きていこうとする子や音楽の力を感じられる子やそれによって本当の意味で生き生きと輝く子が現れるといいな と勝手に妄想。私が一生懸命伝えた半分は思いが通じたようでSKはわかってくれたようだった。多分、その日からいろいろと話すようになれた、と思う。そして次の休みの日。話してた「ガーナの伝統ダンス」を見せてくれるということで連れて行ってくれたのがSKが講師をしていた大学と同じ大学。そこで出逢ったダンサーたちは完全なるプロだった。「ガーナ・ダンス・アンサンブル」といって、ガーナで唯一このグループだけが、ガーナ政府から支援を受けている、ナショナルグループだった・・・!海外や国際的なステージで活躍してる、プロ中のプロ。そこらへんのステージでは見れないだろう。。貴重な機会!嬉しかった。SKがそのグループのドラマーやダンサーの数人と親しい友人であったから来れたわけで。練習風景を少しだけ見させてもらったのだけど(もちろん写真禁止)、すごい。   の一言。私も踊ってたからわかるけどNo-stopで「本気」で踊った場合、5分でもものすごい運動量なのだけど彼らは普通に20分くらいは踊り続けていた。そういうのを朝から晩までする。本当にものすごいパワーがダンサーたちの体中から発していて あまりの感動にまた 鳥肌。やっぱり 人間の体全部を使って表現するって すごく 「真実」。「気」が 立ち込めていた。途中のまち時間にピアノの音色が聞こえてあまりの嬉しさに 「いいなあ、私も弾きたい!」その音楽室らしき部屋には 壊れたピアノが2台と黄ばんで茶色くなったピアノが1台 あった。ドの音を出してみた。ドレミファソラシド の音を出してみた。ああ。なんて幸せ。ピアノの音、本当に大好きだ。 楽譜、持ってくれば良かった。伝統文化の中でも音楽やダンスからどうしても目が離せない。日本文化の中でもそう。念願のサンシンを始められたことについては本当に今でも感謝していてまさかガーナの副大統領の前で私のつたないサンシンをお披露目することになろうとも思ってもおらずなんとも幸せな瞬間であったかと、思う。 日本のココロを誇りをもって伝えたい!広島のサンシン教室の先生やみんなに出逢えて真剣に楽しく練習できたからこそ、こんな機会に出逢えた。それに、今回の同期ボランティアのみんなと一緒だったからこそできたこと。だからみんなにも本当に感謝。きりがないほどの アリガトウ が ある。今、ここに 在る ことに 感謝。それを 常に思い起こさせてくれる 音楽にも 感謝。I believe the POWER OF MUSIC, LOVE OF MUSIC.......!  

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